2022年9月1日に日本公開予定のハリウッド映画『ブレット・トレイン』。作品の多くが映画化されている、小説家・伊坂幸太郎の『マリアビートル』が原作となっており、また日本が舞台になるということもあって、話題沸騰中です!!
今回は、映画『ブレット・トレイン』についての紹介と、伊坂幸太郎の作品が原作になっているおすすめの映画を3つをご紹介したいと思います。
この記事の目次
映画『ブレット・トレイン』について
映画『ブレット・トレイン』は、伊坂幸太郎による『殺し屋シリーズ』の第2作目『マリアビートル』を、『デットプール2』などで知られているデビット・リーチ監督がハリウッドで実写化したアクション映画です。主演は、ブラッド・ピットが務めます。
原作者である伊坂幸太郎は、本作品に対して「何この日本!?と驚きつつ、豪華な俳優さんたちが活き活きと暴れていることに興奮しました!暗い気持ちを吹き飛ばす、楽しい映画になっているのでは!と期待しちゃいます。」とコメントしています。
吹き替え版の声優には、ブラット・ピットさんの吹き替えを担当する堀内賢雄さんをはじめとした豪華声優陣に加えて、近年様々なメディアで話題沸騰中の人気Youtuberフワちゃんも参加しています!
あらすじ
復帰したばかりである殺し屋・レディバグ。彼はいつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋であり、引退したいと考えていた。しかし、ハンドラーのマリアビートルにより引き戻され、引き受けたのは東京発・京都行の高速列車(東海道新幹線)で盗みを行い、次の駅で降りるという簡単なはずの依頼だった。盗みは成功したものの、なぜか9人の殺し屋たちに列車の中で命を狙われ、降りるタイミングを見失ってしまうレディバグ!そして、列車は世界最大の犯罪組織のボスが待つ京都へと向かって加速していくのだった・・・。
伊坂幸太郎原作のおすすめ映画3選
ここからは、伊坂幸太郎の作品が原作となっているおすすめ映画を3つ紹介していきます。
① 『アヒルと鴨のコインロッカー』
伊坂幸太郎による5本目の長編作品です。2007年に映画が公開され、2016年には舞台化もされました。映画のロケ地は、舞台となっている仙台を中心に、宮城県で行われました。実は、この作品にはどんでん返しがあり、伊坂幸太郎自身も「この作品を映画にするのは難しいと思った。」と言っている作品です。
あらすじ
仙台の大学に進学し、一人暮らしを始めた椎名は、隣に住む河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と持ち掛けられる。この計画の後、河崎やペットショップの店長・麗子から2年前の話を聞かされた椎名。やがて、この2年前の事件と現在の本屋襲撃の事件が次第につながっていき・・・。
② 『重力ピエロ』
第1回本屋大賞にノミネートしされた『重力ピエロ』は、2009年に映画が公開されました。こちらの作品も宮城県仙台市がロケ地となっており、ロケ地となった仙台市では他県より一足先の公開となりました。ストーリー展開や伏線の張り方が実に巧みで、原作を知らずに見た方でも楽しめるような作品になっています!
あらすじ
仙台の街で起こる、連続放火事件。その現場の近くには、いつも奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去につらい記憶を持つ「泉水」と「春」の2人の兄弟は、事件に興味を持ち、謎を解こうと奔走する。放火現場に残されたグラフィティアートと遺伝子との奇妙なつながり。その謎を解いた先に見えるものとは・・・。
③ Sweet Rain 死神の精度
本作は、『死神の精度』をはじめとする6編からなる短編集を原作とし、2008年に公開された映画です。6編の短編のうち、『死神の精度』『死神と藤田』『死神対魔女』の3編を取り上げ、映画用に構成した内容になっています。実はこの作品の映画化に乗り切る際、原作者の伊坂は映画化を断り続けていました。しかし、台湾出身の俳優・金城武さんが主演であるという条件によって実現した作品です。
あらすじ
音楽を愛する死神 「千葉」は、1985年に東京に訪れた。そこで、7日後に不慮の死を遂げる運命の薄幸の女、・木一恵をつぶさに観察し始める。しかし、死なせるか生き続けさせるかの判定を下す7日後、彼女に思いがけない運命がやってくる・・・。
まとめ
今回は、近日公開予定の映画『ブレット・トレイン』と、原作者である伊坂幸太郎の作品が映画化されたおすすめ作品をご紹介しました。これまで、伊坂幸太郎の作品を読んだことないという方でも、伊坂幸太郎ファンの方も、ぜひ『ブレット・トレイン』を見てみてはいかかでしょうか!