もうやめて!誹謗中傷が原因で命を絶った有名人まとめ

もうやめて!誹謗中傷が原因で命を絶った有名人まとめ

SNSなどでの誹謗中傷が社会問題とされて久しい現在。中高生もクラスメイトからのSNSなどを介した「ネットいじめ」に苦しんでいますが、それ以上にSNSに怯えているのが有名人ではないでしょうか。コロナ禍で人気有名人の自殺者が増えましたが、それの比ではないほどにSNSにおける誹謗中傷で苦しんで亡くなった方が非常に多いように感じます。

そこで今回は誹謗中傷が原因で命を断った有名人を4名ピックアップし、2度とこのようなことが起こらないことを祈り、まとめていきます。

誹謗中傷が原因で命を経った有名人4名

調べていくと非常に多くの有名人が誹謗中傷に耐えきれず自ら命を経っていますが、その中でも非常に大きな衝撃を与えた4名が

  • 木村花
  • 三浦春馬
  • ク・ハラ(KARA)
  • ryuchell

です。順番にまとめていきます。

木村花

誹謗中傷が直接的な原因で自ら命を絶った有名人といえば、当時の総務大臣・高市早苗氏もコメントを出すほどの騒ぎとなった元女子レスラー・木村花さん(2020年5月23日没、享年22)でしょう。

女子レスラーとして様々な賞を受賞している木村さんは2019年9月よりフジテレビの大人気シリーズ「テラスハウス」に入居。番組での立ち居振る舞いについて批判の声が噴出し、SNSなどでは誹謗中傷に苦しむ胸の内を発信していた。そして、2020年5月23日未明、連絡が取れないことを不審に思った母親が木村さん宅を訪問するとベットの上で亡くなっている木村さんを発見しました。死因は硫化水素による中毒死だったようです。

木村さんの死去報道を受けて、様々な著名人がSNSでコメントしており、藤田ニコルさんは「知らない顔も見えない人に 心ない事言われ 知らない顔も見えない人に 殺害予告されたり 人間がいっちばん怖い生き物だよ ストレス発散のため? 気にしない見ないそれしか解決策もない。芸能人になるんだったらそれも覚悟してでろって良く言われる。そうゆう考えなるのがもう怖い」と誹謗中傷への思いを綴っています。ニコルさんの他にもダレノガレ明美さんやNGT48の中井りかさんも同様に思いを投稿していました。

三浦春馬

ファンだけでなく、芸能仲間からも非常に悲しみの声が寄せられたのが2020年7月18日に亡くなった人気俳優の三浦春馬さん(享年30)の自殺報道でした。

「一体なぜ…」という言葉しか出て来ないほど、まさに青天の霹靂で、三浦さんが亡くなった日に放送された「音楽の日」に出演した城田優さんは終始目に涙をうかべていました。

三浦さんはその年の9月スタートのドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」の撮影中で、2日前に現場で会ったという芸能関係者によると「普段と全く変わりなく笑顔で周囲ともコミュニケーションを取っていた」そうです。さらに歌手としてもセカンドシングル「Night Diver」を8月26日に発売予定で、7t月24日放送の「ミュージックステーション 3時間半SP」に初出演するはずだったそうです。そんな三浦さんが自ら命を絶ち、部屋には遺書のようなメモが残されていたそうです。

この自殺について三浦さんを知る芸能関係者によると SNS上で誹謗中傷が寄せられていたことを苦にしたのではないかと言われています。三浦さんはもともと芸能人のスキャンダルに対し、マスコミや世間が一斉にバッシングすることに疑問を感じていたそうです。

東出昌大さんと唐田えりかさんの不倫の時にも明らかになった数日後、自身のツイッターで苦言を呈したことがあったそうです。それに対して「お前は東出を擁護するのか」と批判を浴び、それが最後のダメ押しになってしまったとも言われています。

ク・ハラ(KARA)

韓国のアイドルグループで日本のK-POPブームの火付け役となったKARAの元メンバー、ハラちゃん(ク・ハラさん、享年28)も誹謗中傷を受け自ら命を経ちました。

韓国警察の発表によると、2019年11月24日、ソウル市内の自宅で死亡した状態で発見された。リビングのテーブルには、自身の境遇を悲観し、最後に「自分を愛せなくてごめんなさい」とした手書きのメモが残されていた」そうです。KARA ハラさんは2016年のKARA活動休止後、元交際相手への暴行疑惑や、相手男性からのリベンジポルノによる脅迫事件で、訴訟沙汰になっていた。また今年5月には、自宅で自殺未遂を起こしていたそうです。

韓国の芸能関係者は「日本のネット中傷も問題化しているが、インターネット強国を自称する韓国では、その数倍といわれる量と悪質さです」と語っています。とくに職業格差が激しい韓国で、若者の憧れの職業ナンバーワンであり、タレントは才色兼備、完全無欠、聖人君子であることを求められるそうです。もしそれから外れるようなことをすると一斉に集中砲火を受けることになり、命を落とすことになることも稀ではないようです。

ちなみに、スマートフォンをタップする指1本で人を死に追いやることから「指殺人」、また、悪質なリプライ(返信)を意味する「悪プル」という言葉も新たに定着しているようです。

ryuchell

タレントのryuchellさんが2023年7月12日に亡くなりました。(享年27)。ryuchellさんは「ぺこ&りゅうちぇる」として人気を博し、2016年にpeco(ぺこ)と結婚し、18年7月に第1子となる男児が誕生しました。21年には芸名を変更し、22年には法的な夫婦関係を解消したパートナーとなったことを告白していた。

SNSでは以前から、ryuchellさんへ誹謗中傷のコメントが多く見られ、今回亡くなったことを受けてコメントやアカウントを削除する動きが見られました。これに対してネット上では「今の時代『匿名だから何をやってもいい』なんて通用しねぇよ」、「心無い誹謗中傷が沢山あったことでしょう、Twitterで誹謗中傷したネット弁慶達が必死にツイート削除…どんな気持ちで削除してるんでしょうね」、「人前に出る仕事や立場の人は誹謗中傷されても当たり前でしょ?みたいな考えは絶対間違ってる」などと、誹謗中傷をしていた人へ批判の声が相次いでいます。

最後に

今回は誹謗中傷が原因で自ら命を落とした有名人4名をまとめてきました。KARA ハラのように韓国でも容赦ない誹謗中傷があるようですね。木村花さんには「いつ死ぬの?」という投稿もされていたようで、とても人が人に向けて発している言葉とは思えませんよね。匿名での投稿が魅力ですが、匿名だから何を言ってもバレないだろう、と考えるのは今時ネットリテラシーとして欠如しているとしか言いようがありません。

今後このような悲しいニュースを聞かなくていいように直接口にできないようなことをネットだから発してもいい、と考える人がいなくなることを祈るばかりです。