フィギュアスケート・坂本花織選手の使用曲や振付師は?

フィギュアスケート・坂本花織選手の使用曲や振付師は?

先月、フランス・モンペリエで開催された世界選手権で見事初優勝を果たした坂本花織選手。その明るいキャラクターとダイナミックな演技は、フィギュアスケート界において常に注目の的となっています。

そこで、今回は坂本選手が2021-2022シーズンに使用した曲と担当振付師について調べてみました。

坂本花織選手のプロフィール

まずは、坂本選手のプロフィールからみていきましょう。

  • 氏名:坂本 花織(さかもと かおり)
  • 出身地:兵庫県神戸市
  • 生年月日:2000年4月9日(22歳)
  • 身長:0cm
  • 血液型:B型
  • コーチ:中野園子、グレアム充子、川原星
  • 所属:シスメックス

坂本選手は4歳からスケートの練習を始めていますが、そのきっかけとなったのはなんとNHKの連続テレビ小説(通称 朝ドラ)なんだそう。2003年に放送されたNHKの朝ドラ『てるてる家族』で主人公の姉がフィギュアスケート選手だったのを観てスケートに興味を持ったそうです。

憧れの選手として、表現力に定評があり、現在は振付師としても活動されている「鈴木明子さん」を挙げています。

坂本選手の武器は「男子をも上回るスピード」や「そのスピードを活かした豪快なジャンプ」。昨今の女子フィギュアスケート界は、ロシア勢の4回転やトリプルアクセルといった高難度ジャンパーの台頭にばかり注目が集まっていますが、あえて高難度ジャンプを組み込まずテーマ性のあるプログラムを滑り切った坂本選手が世界の頂点たったことは、大きな価値と意味があることだと思います。

坂本花織選手の2021-2022シーズン使用曲と振付師

坂本選手を世界女王へと導いたプログラムを振り付たのは、世界でも売れっ子の振付師・ブノワ・リショーさんです。坂本選手とは、彼女がシニアデビューを果たした2018年からのタッグで、2021-2022シーズンはSP・FPともにリショーさんが担当しています。

ショートプログラム(SP)

  • 「Now We Are Free」(映画『グラディエーター』 サウンドトラックより)

北京五輪のショートプログラムの演技後、リショーさんは自身のツイッターで練習で滑る坂本選手を間近に撮影した映像とともに次のような賛辞を送っています。

――「ありがとう、カオリ。魅惑的なショートプログラムだった。あなたがくれた3分間で私は現実から切り離され、私に自由を与えてくれたね。フリーダムは魂の酸素だ。フリーダムとはカオリ・サカモトのことだ」

フリー(FP)

  • 「No More Fight Left In Me」(ドキュメンタリー映画『WOMAN』より)

このフリースケーティングは選曲が特に好評で、高難度のプログラムに挑んだ演技が高い評価を受けているようです。この楽曲のテーマは「女性の芯の強さ」。

坂本選手は当初「メッセージ性が強く、どう解釈したらいいか分からない」と苦しんだと言いますが、北京五輪出場を決めた全日本選手権では、つなぎまで濃厚な振り付けを演じきり、全ての要素で加点を得ました!

坂本選手のダイナミックなジャンプや、軸のぶれないスピンや深いエッジワークのステップも見どころです。

振付師・ブノワ・リショーについて

リショーさんは、フランス出身の元フィギュアスケート・アイスダンスの選手です。現在は振付師として活躍されており、スタイリッシュで独創的な振付をすることで人気があります。高橋大輔さんや宮原知子さんらの振付も過去に担当しています。

リショーさんが振り付けた坂本選手のプログラム一覧

シーズンSPFP
2021-2022「Now We Are Free」(映画『グラディエーター』 サウンドトラックより)「No More Fight Left In Me」(ドキュメンタリー映画『WOMAN』より)
2020-2021バッハ・ア・ラ・ジャズ

 

映画『マトリックス』 サウンドトラックより
2019-2020映画『マトリックス』 サウンドトラックより
2018-2019映画『ピアノ・レッスン』より
2017-2018月光アメリ

最後に

今回は、坂本花織選手の2021-2022シーズンに使用した曲と担当振付師についてご紹介しました。日本女子として6人目の世界女王に輝いた坂本選手。今後は表現力にますます磨きをかけて、観客を魅了し続けてほしいですね。