「サポートしているチームを応援したい」「憧れの選手がいる」そんな素朴なきっかけからスポーツベッティングを始める場合もあるでしょう。現代ではスマホから簡単にアクセスできるため、サッとポケットから取り出して賭けることができます。さて、パンターの方の中には2022年にジワジワと人気が上昇しているスポーツ競技「スヌーカー」に夢中の方もいるのではないでしょうか?
「スヌーカーってどんなスポーツなんだろう」そう首をかしげる方もいらっしゃると思いますが、イメージとしてはビリヤードに近いスポーツで、欧米を中心に世界大会も開かれる伝統と歴史のあるスポーツです。ぜひ、bet365といった優良ベッティングサイトを選んで試合結果に賭けてみましょう。ここでは、スポーツベッティングで人気上昇中の「スヌーカー」の歴史とルール、ビリヤードとの違いについて詳しくご説明します。
スヌーカーの歴史
スヌーカー(Snooker)は英国を中心に、ヨーロッパ諸国、近年では中国やタイ、日本で人気が高まっているスポーツです。そもそも、スヌーカーはビリヤードの一種で、一般的なビリヤードテーブルよりもサイズが2倍弱、そしてビリヤードより小さな球を使ってプレイするのが特徴です。
スヌーカーは、インドに駐留していた英国の将校たちが嗜んでいた「ビリヤード」が改良されたものだと言われています。ビリヤードを大人数で楽しめるように改良されたものがスヌーカーの原型であり、15個の赤い球と黄、緑、ピンク、黒、茶、青のボールで遊ぶスタイルが確立されました。スヌーカーは英語で「あっかんべえ」という意味があります。当時、入隊したばかりの士官候補生を呼ぶための俗語として使われていました。それが由縁で名づけられたのが現在のスヌーカーです。
スヌーカーの遊び方/ルール
スヌーカーは1対1でも、またグループでもプレイができます。じゃんけんで先行を決めましょう。
使用するボールの色と点数
使うボールの色と得点はそれぞれ以下の通りです。
- 赤15個:1点
- 黄1個:2点
- 緑1個:3点
- 茶1個:4点
- 青1個:5点
- ピンク1個:6点
- 黒1個:7点
これらのボールに白のキューボール(手玉)を使うので、ボールの数は全部で22個です。
プレイ方法
自分の順番が来たら、球をブレークします。最初に赤の玉(レッドボール)を当ててポケットに入れることで、ピンクや青などのカラーボールを狙う権利が与えられます。つまり、レッドボール、カラーボール、レッドボールといった当て順で球をポケットに入れていきます。もし、ここで順番通りに球をポケットに落とせなかった場合、相手に順番が移動します。
この時、レッドボールは戻さず、カラーボールだけポケットから出し、テーブル上の元の位置に戻すようにします。
最終的にはテーブルにレッドボールがなくなっていきますが、その後、点数の低いカラーボールから順番に(黄、緑、茶、青、ピンク、黒)ポケットに落としていき、ラストにブラックを入れて試合が終了となります。そして、結果的にレッドボールとカラーボールの合計点が高かった方が勝利するという流れになります。
ファウルになるのはこんな場合
スヌーカーの場合「黄色を落とします!」と宣言し、偶然に青がポケットに入っても得点として認められません。あくまで、宣言通りのカラーボールを落とした時だけ得点が入ります。また、テーブル上のボールに白のストライカーボールがかすらなかった場合もファウルになります。
また、キューボールがポケットに落ちてしまった場合、球に手が触れてしまった場合、二度付きをしてしまった場合もファウルとみなされますので注意しましょう。ファウルになると、相手側に4点の追加点が入ってしまいます。さらに、青、ピンク、黒のカラーボールを狙うことを宣言してファウルになると、カラーボールの得点がそっくり相手チームに加算されてしまいます。ここは自分のチームが損をしてしまわないように、慎重にアングルを見定めましょう。
スヌーカーとビリヤードの違い
スヌーカーとビリヤードは似ているようで、異なる点がいくつかあります。まず、球の大きさはビリヤードが直径6センチ、スヌーカーは直径5センチです。テーブルの大きさはビリヤードがおよそ2メートル、スヌーカーは3.6メートルです。また、ビリヤードの場合は偶然ポケットに入った球も得点としてカウントされますが、スヌーカーの場合は宣言とは異なる色の玉をポケットに入れても得点にはなりません。加えて、スヌーカーには球の色によって得点が決められていますが、ビリヤードにはそういったものは存在しないということになります。
さらに、ビリヤードは娯楽の領域で広くプレイされており、選手権や世界大会といったトーナメントは基本的にありません。一方、スヌーカーの場合は英国を中心に伝統的で栄誉ある世界選手権が開催されます。
スヌーカーもビリヤードもパッと見は似ていますが、ボールやテーブルの大きさ、ボールの数、色、点数など、遊び方やルールがいくつか異なります。ビリヤードが得意な方は、世界選手権のあるスヌーカーにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?