フィギュアスケートの世界王者決定戦である、ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2023が4年ぶりに日本で開催されます。
会場となるのは埼玉県さいたま市にある「さいたまスーパーアリーナ」で、2023年3月22日~26日の日程で行われます。
今回出場予定の日本人選手は計10名で、男女シングル各3名、ペア1組、アイスダンス1組となります。
そこで今回は、女子シングルに出場予定の三原舞依選手のプロフィールやこれまでの成績についてまとめてみました!
三原舞依(みはら まい)選手のプロフィール
- 生年月日:1999年8月22日
- 年齢:23歳
- 出身地:兵庫県神戸市
- 身長:156cm
- 血液型:A型
- 最終学歴:甲南大学経営学部卒業
- 所属:シスメックス
三原舞依選手の憧れの選手は浅田真央選手で、小学校2年生の時にテレビで見たグランプリファイナル2005での浅田真央選手の演技に感動し、フィギュアスケートを始めました。
若年性リウマチという難病を乗り越え、シンデレラのプログラムで四大陸選手権を制覇したことから「氷上のシンデレラ」と称されています。
三原舞依選手のこれまでの主な成績
ノービス時代
全日本ノービス選手権で3位に入り、全日本ジュニア選手権には推薦で初出場。8位と健闘しました。また、ノービス一年目にして国際競技会であるプランタン杯で優勝を飾りました。
2012-2013シーズン
大会名 | 結果 | |
2012年10月 | 全日本ノービス選手権大会Aクラス | 3位 |
2012年11月 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権 | 8位 |
2013年3月 | プランタン杯ノービスクラス | 優勝 |
ジュニア時代
2013-2014シーズン
ジュニアグランプリシリーズに初参戦し、その後の全日本ジュニア選手権では2位となり、同大会で初の表彰台を経験します。初出場の全日本選手権では総合12位となりました。
大会名 | 結果 | |
2013年8月 | アジアフィギュア杯ジュニアクラス | 2位 |
2013年9月 | ISUジュニアグランプリシリーズ/ミンスク | 5位 |
2013年11月 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権 | 2位 |
2013年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 12位 |
2014-2015シーズン
全日本ジュニア選手権では昨年よりも順位を落とすなど、なかなか表彰台に上がれないシーズンとなりましたが、このシーズンを締めくくる大会となったガルデナスプリング杯では見事優勝を果たしました。
大会名 | 結果 | |
2014年8月 | ISUジュニアグランプリシリーズ/リュブリャナ杯 | 6位 |
2014年11月 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権 | 7位 |
2014年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 9位 |
2015年3月 | ガルデナスプリング杯/ジュニアクラス | 優勝 |
2015-2016シーズン
ジュニアグランプリシリーズ/ J&TバンカでISU(国際スケート連盟)主催の公式大会で初めて表彰台に上がりました。続くオーストリア杯でも2位となり、ジュニアグランプリファイナル進出を決めます。
ジュニアグランプリファイナルから帰国後、1万人に1人の難病と言われている若年性特発性関節炎を発症し2週間の入院を強いられます。このシーズンの全日本選手権は病室のベッドの上で観戦していました。
大会名 | 結果 | |
2015年8月 | アジアフィギュア杯/シニアクラス | 優勝 |
2015年8月 | ISUジュニアグランプリシリーズ/ J&Tバンカ | 2位 |
2015年9月 | ISUジュニアグランプリシリーズ/オーストリア杯 | 2位 |
2015年11月 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権 | 8位 |
2015年12月 | ISUジュニアグランプリファイナル | 6位 |
シニア以降
2016-2017シーズン
2016年4月からリンクでの練習を再開。シニアでのデビュー戦となったチャレンジャーシリーズ/ネーベルホルン杯では優勝を果たします。2年ぶりの出場となった全日本選手権では3位に入賞し、世界選手権と四大陸選手権代表に選出されました。
四大陸選手権では総合得点で200点越えの自己ベストを更新し、国際大会初優勝を飾りました。初出場の世界選手権では、日本女子トップの5位となりました。
大会名 | 結果 | |
2016年9月 | ISUチャレンジャーシリーズ/ネーベルホルン杯 | 優勝 |
2016年10月 | ISUグランプリシリーズ/スケートアメリカ | 3位 |
2016年11月 | ISUグランプリシリーズ/中国杯 | 4位 |
2016年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 3位 |
2017年2月 | 四大陸フィギュアスケート選手権 | 優勝 |
2017年3月 | 世界フィギュアスケート選手権 | 5位 |
2017年4月 | 世界フィギュアスケート国別対抗戦 | 優勝(日本) |
2017-2018シーズン
振付師を変更し、ショートプログラムはこれまでの三原舞依選手のイメージを一新するタンゴを選びます。
初出場のジャパンオープンでは非公認ではあるもののフリーで日本女子歴代最高得点を記録。グランプリシリーズでは2戦とも4位という結果でグランプリファイナル進出を逃します。
平昌五輪の代表選考を兼ねた全日本選手権では、総合5位でオリンピック出場は叶いませんでした。
大会名 | 結果 | |
2017年9月 | ISUチャレンジャーシリーズ/オータムクラシック | 2位 |
2017年10月 | フィギュアスケートジャパンオープン | 2位 |
2017年11月 | ISUグランプリシリーズ/中国杯 | 4位 |
2017年11月 | ISUグランプリシリーズ/フランス杯 | 4位 |
2017年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 5位 |
2018年1月 | 四大陸フィギュアスケート選手権 | 2位 |
2018-2019シーズン
自身初のグランプリファイナル進出は又しても逃しましたが、全日本選手権で4位に入り、3年連続で四大陸選手権の代表に選出されました。その四大陸選手権では、ショートプログラムは8位で出遅れるも、フリーでは2位となり、総合で3位入賞となりました。
また、日本選手団主将として出場した冬季ユニバーシアード大会では、総合で220点を超える得点をマークし、見事優勝を飾りました。
大会名 | 結果 | |
2018年9月 | ISUチャレンジャーシリーズ/ネーベルホルン杯 | 2位 |
2018年11月 | ISUグランプリシリーズ/NHK杯 | 4位 |
2018年11月 | ISUグランプリシリーズ/フランス杯 | 2位 |
2018年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 4位 |
2019年2月 | 四大陸フィギュアスケート選手権 | 3位 |
2019年3月 | ユニバーシアード冬季競技大会 | 優勝 |
2019-2020シーズン
夏頃から体調不良に見舞われ、7月以降のアイスショーへの出演をキャンセル。その後も体調が思わしくない状態が続き、9月以降に開催される競技会を全て欠場することとなりました。
2020-2021シーズン
長期休養を経て、566日ぶり、2019年3月に出場した地方大会以来となる、競技会復帰を果たしました。その近畿選手権大会では坂本花織選手、河辺愛菜選手に次ぐ3位となりました。
大会名 | 結果 | |
2020年10月 | 近畿選手権大会 | 3位 |
2021-2022シーズン
全日本選手権では惜しくも表彰台に届かず、北京五輪と世界選手権代表は補欠となりました。4回目の出場となった四大陸選手権では、ショートプログラム、フリー、トータルスコアで自己ベストを更新し、完全優勝を果たしました。
大会名 | 結果 | |
2021年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 4位 |
2022年1月 | 四大陸フィギュアスケート選手権 | 優勝 |
2022-2023シーズン
グランプリシリーズ/MKジョン・ウィルソン杯でグランプリシリーズ初優勝を飾り、続くエスポーグランプリでも優勝。シリーズ2勝で自身初のグランプリファイナル進出を決めました。そして、そのグランプリファイナルでも初優勝を果たしました。
全日本選手権では2位となり、世界選手権代表に選出されました。
大会名 | 結果 | |
2022年8月 | げんさんサマーカップ2022 | 優勝 |
2022年11月 | ISUグランプリシリーズ/MKジョン・ウィルソン杯 | 優勝 |
2022年11月 | ISUグランプリシリーズ/エスポーグランプリ | 優勝 |
2022年12月 | ISUグランプリファイナル | 優勝 |
2022年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権 | 2位 |
まとめ
今回は、ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2023の女子シングル日本代表・三原舞依選手のプロフィールやこれまでの成績についてまとめてみました。
2015年には難病の若年性リウマチを発症し、2019年にも体調不良で休養を強いられていた三原舞依選手。2度のブランクを経ているにも関わらず、今シーズンは全日本選手権以外は全て優勝し、2017年以来となる世界選手権出場を決めました。
スケートから離れる期間があったからこそ、スケートを楽しみ、リンクで舞える喜びを存分に感じられることが、今シーズンの良い結果に繋がったのではないでしょうか。
三原舞依選手の世界選手権での健闘を祈っています!