【世界フィギュア】男子シングル・友野一希選手のこれまでの成績は?

【世界フィギュア】男子シングル・友野一希選手のこれまでの成績は?

2023年3月22日(水)より開幕となるISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2023。

今大会は日本での開催となり、埼玉県さいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」で行われます。多くのフィギュアスケートファンを抱える日本では、例年以上に世界フィギュアが盛り上がる予感です。

そこで今回は、男子シングルに出場予定の友野一希選手のプロフィールやこれまでの成績についてまとめてみました!

友野一希(ともの かずき)選手のプロフィール

  • 生年月日:1998年5月15日
  • 年齢:24歳
  • 出身地:大阪府堺市
  • 身長:160cm
  • 体重:48㎏
  • 血液型:B型
  • 最終学歴:同志社大学スポーツ健康科学部卒業
  • 所属:上野芝スケートクラブ

フィギュアスケート経験者の母親の影響もあり、4歳の時に近所の上野芝スケートリンクにてスケートを始めた友野一希選手。始めた当初は競技には全く興味がなく、ただただスケートしているのが楽しくて続けていました。スケートリンクは遊び場の一つという感覚だったそうです。

友野一希選手のこれまでの主な成績

ノービス時代

初出場の全日本ノービス選手権では、自身が全然通用しないことを思い知らされ、初めて悔しいと思ったそう。その後、練習の取り組み方が変わりました。

2008-2009シーズン

 大会名結果
2008年10月近畿選手権競技会/ノービスBクラス2位
2008年11月全日本フィギュアスケートノービス選手権/Bクラス6位

 

2009-2010シーズン

 大会名結果
2009年10月近畿選手権競技会/ノービスAクラス3位
2009年10月全日本フィギュアスケートノービス選手権/ A クラス13位

 

2010-2011シーズン

 大会名結果
2010年10月近畿選手権競技会/ノービスAクラス3位
2010年10月全日本フィギュアスケートノービス選手権/ A クラス3位
2010年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権15位

 

ジュニア時代

ジュニア時代は大阪府立臨海スポーツセンターを拠点とし、厳しいと評判の平池大人コーチのもとで練習に励みます。

2013-2014シーズンでは、全日本ジュニア選手権では6位に入り、全日本選手権初出場を決めました。

2015-2016シーズンの世界ジュニア選手権は、出場予定だった山本草太選手が出発直前に怪我による出場辞退となり、急遽代役で出場することに。初の大舞台では、ショートプログラム、フリーともに自己ベストを更新し15位でした。

2016-2017シーズン、参戦2年目となったジュニアグランプリシリーズでは、2戦目のJGSリュブリャナ杯で総合3位となり、ISU(国際スケート連盟)主催の公式大会で初めて表彰台に上がりました。

2011-2012シーズン

 大会名結果
2011年7月2011年アジアフィギュア杯ジュニアクラス7位
2011年11月近畿選手権競技会/ジュニアクラス2位
2011年11月西日本ジュニア選手権大会7位
2011年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権9位

 

2012-2013シーズン

 大会名結果
2012年10月近畿選手権競技会/ジュニアクラス2位
2012年11月西日本ジュニア選手権大会4位
2012年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権10位

 

2013-2014シーズン

 大会名結果
2013年9月近畿選手権競技会/ジュニアクラス優勝
2013年11月西日本ジュニア選手権大会5位
2013年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権6位
2013年12月全日本フィギュアスケート選手権20位
2014年3月2014年チャレンジカップ/ジュニアクラス2位

 

2014-2015シーズン

 大会名結果
2014年10月近畿選手権競技会/ジュニアクラス4位
2014年10月西日本ジュニア選手権大会3位
2014年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権4位
2014年12月全日本フィギュアスケート選手権18位
2015年3月2015年プランタン杯/ジュニアクラス2位

 

2015-2016シーズン

 大会名結果
2015年8月ISUジュニアグランプリシリーズ/リガ杯13位
2015年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権2位
2015年11月全日本フィギュアスケート選手権16位
2016年3月世界ジュニアフィギュアスケート選手権15位

 

2016-2017シーズン

 大会名結果
2016年9月ISUジュニアグランプリシリーズ/横浜4位
2016年9月ISUジュニアグランプリシリーズ/リュブリャナ杯3位
2016年11月全日本フィギュアスケートジュニア選手権優勝
2016年12月全日本フィギュアスケート選手権5位
2017年1月ながの銀嶺国体優勝
2017年1月全国高等学校スケート選手権大会フィギュア競技優勝
2017年3月世界ジュニアフィギュアスケート選手権9位

 

シニア以降

2017-2018シーズン

初出場となったグランプリシリーズのNHK杯は、出場予定だった村上大介選手が欠場したことにより代打出場。トータルスコアで自己ベストを更新し7位となりました。

全日本選手権で4位となり、世界選手権は補欠2番手に。しかし、世界選手権代表の羽生結弦選手が怪我で欠場、補欠1番手の無良崇人選手も出場を辞退したことで友野一希選手が繰り上げで世界選手権初出場となります。大舞台でショートプログラム、フリーともに自己ベストを更新し、5位入賞と大健闘しました。

 大会名結果
2017年9月ISUチャレンジャーシリーズ/USインターナショナルクラシック5位
2017年11月ISUグランプリシリーズ/NHK杯7位
2017年12月全日本フィギュアスケート選手権4位
2018年3月世界フィギュアスケート選手権5位

 

2018-2019シーズン

昨シーズンの世界選手権で5位となり、このシーズンのグランプリシリーズ2大会の出場資格を獲得。2戦目のロステレコム杯では、総合3位となり、グランプリシリーズで初の表彰台を経験しました。

全日本選手権では2年連続で表彰台を逃し、四大陸選手権とユニバーシアード冬季競技大会の代表に選出されます。

 大会名結果
2018年9月ISUチャレンジャーシリーズ/ロンバルディア杯5位
2018年10月ISUグランプリシリーズ/スケートカナダ9位
2018年11月ISUグランプリシリーズ/ロステレコム杯3位
2018年12月全日本フィギュアスケート選手権4位
2019年2月四大陸フィギュアスケート選手権12位
2019年3月ユニバーシアード冬季競技大会6位

 

2019-2020シーズン

補欠での選出となった四大陸選手権ですが、代表であった宇野昌磨選手が出場を辞退したため、繰り上げで四大陸選手権に2年連続で出場。トータルスコアで251.05点と自己ベストを更新する演技で7位に入りました。

 大会名結果
2019年9月ISUチャレンジャーシリーズ/ロンバルディア杯    7位
2019年10月ISUグランプリシリーズ/スケートアメリカ5位
2019年11月ISUグランプリシリーズ/ロステレコム杯8位
2019年12月全日本フィギュアスケート選手権6位
2020年2月四大陸フィギュアスケート選手権7位

 

2020-2021シーズン

昨シーズン終盤より続く新型コロナパンデミックにより、制限付きでの開催となったグランプリシリーズですが、出場したNHK杯(ISU非公認)では鍵山優真選手に次ぐ2位で終わりました。

 大会名結果
2020年11月ISUグランプリシリーズ/NHK杯2位
2020年12月全日本フィギュアスケート選手権6位

 

2021-2022シーズン

グランプリシリーズ2戦目のGSロステレコム杯では、ショートプログラム、フリー、総合全てで自己ベストを更新し3位入賞。ISU公認のGSでは、2018年に出場したロステレコム杯以来となる表彰台となりました。

また、四大陸選手権では、ISUチャンピオンシップでは初の表彰台となる銀メダルを手にしました。

世界選手権は補欠2番手での選出でしたが、代表の羽生結弦選手が怪我で欠場し、補欠1番手の三浦佳生選手も怪我で棄権となり、前回出場した2018年大会同様、繰り上げで世界選手権出場となりました。

 大会名結果
2021年11月ISUグランプリシリーズ/グランプレミオディタリア6位
2021年11月ISUグランプリシリーズ/ロステレコム杯3位
2021年12月全日本フィギュアスケート選手権5位
2022年1月四大陸フィギュアスケート選手権2位
2022年3月世界フィギュアスケート選手権6位

 

2022-2023シーズン

グランプリファイナル出場は果たせませんでしたが、全日本選手権では10回目の出場にして初の表彰台となりました。その結果、世界選手権の代表に選出されます。これまでは代打での出場であった世界選手権に、今回は自力で掴んだ正代表で臨みます。

 大会名結果
2022年9月2022年ネーベルホルン杯4位
2022年11月ISUグランプリシリーズ/フランスグランプリ3位
2022年11月ISUグランプリシリーズ/NHK杯4位
2022年12月全日本フィギュアスケート選手権3位

 

まとめ

今回は、2023年3月22日より開幕となる、世界フィギュアスケート選手権大会 の男子シングル日本代表・友野一希選手のプロフィールやこれまでの成績についてまとめてみました。

これまでに補欠選出からの繰り上げ出場を何度も経験している友野一希選手。繰り上げ出場となった大会では必ず好成績を残し「代打の神様」とも呼ばれています。

そんな友野一希選手が初めて自らの手で掴んだ世界選手権への切符。喜びと誇りをパワーにして、是非表彰台の方も掴んでほしいですね。

友野一希の世界選手権での活躍を期待しています!