宮崎キャンプの初日からダルビッシュ有投手が参加し、中日ドラゴンズとの合同練習、壮行試合から大谷翔平選手が参加したことで過去にないほどの盛り上がりを見せるWBC 2023。MLBで活躍する選手も多く参加している今大会、阪神タイガース 選手として湯浅京巳投手、中野拓夢野手が選出されています。
そこで今回は活躍が期待される湯浅投手、中野選手がどのような出場機会があるのか、プレースタイルなどからまとめていきます!
WBCに選出された阪神タイガース 選手一覧
まずはこれまで阪神タイガースに所属しながらWBC日本代表に選出された阪神タイガース 選手たちを一覧でまとめていきます。2017年こそ藤浪選手1名でしたが、それ以外の大会では2名選出されており、日本を代表する選手がコンスタントに出続けている、さすが伝統の球団と言える状況です。
- 久保田智之投手(2006年/25歳)
- 藤川球児投手(2006年/25歳、2009年/28歳)
- 岩田稔投手(2009年/25歳)
- 能見篤史投手(2013年/33歳)
- 鳥谷敬内野手(2013年/31歳)
- 藤浪晋太郎投手(2017年/22歳)
- 中野拓夢内野手(2023年/26歳)
- 湯浅京巳投手(2023年/23歳)
湯浅京巳
- 投打:右投右打
- 身長/体重:183cm/82kg
- 生年月日:1999年7月17日
- 経歴:聖光学院高 – BC・富山
- ドラフト:2018年ドラフト6位
湯浅京己投手は史上初となる独立リーグ出身のWBC戦士となりました。
入団後は高校時代に痛めた肘などの故障に苦しむ時期もありましたが、プロ3年目の2021年に一軍デビューを果たしました。翌2022年は初の開幕一軍入りを果たすと、勝利の方程式の一角として最終的に59試合登板、45ホールドポイント、防御率1.09の好成績を残し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。さらに10月のDeNAとのCSファーストステージ第3戦では8回途中から登板し、9回に1死満塁のピンチを招きながら無失点で切り抜け、セーブを記録しました。
2022年シーズン、CSの活躍が評価され、WBC日本代表に選出されました。窮地に追い込まれても実力を発揮できる精神力の強さは国際大会でも武器になり、ピンチでの登板も予想されており、ブルペンを支える働きが期待されています。
ちなみに、今大会背負う背番号は22ですが、これは2009年大会で阪神OBの藤川球児さんが付けていた背番号で、湯浅選手なりの覚悟の現れだそうです。「見ていてわくわくさせられるようなピッチングをしたいし自分の持っている力を全力で出せるようにしっかり準備して臨みたい」とコメントを残してくれています。
中野拓夢
- 投打:右投左打
- 身長/体重:171cm/69kg
- 生年月日:1996年6月28日
- 経歴:日大山形高 – 東北福祉大 – 三菱自動車岡崎
- ドラフト:2020年ドラフト6位
栗山監督が「投手力で我慢して勝ち抜く」と掲げてきているだけに二遊間をこなす内野手として、侍ジャパンでは代走や守備固めといった多岐に渡る起用法が予想され、重要な役割を期待されています。
ルーキーイヤーの2021年から開幕一軍入りを果たし、開幕から代走や守備固めでの出場機会を掴み、シーズン途中でレギュラーを奪取すると、135試合に出場して打率.273、30盗塁をマークし、盗塁王を獲得しました。2022年も打率.276、6本塁打、23盗塁の好成績でベストナインに選出される活躍を見せました。
侍ジャパンでは守備固めとして期待される中野選手は、俊足を活かした広い守備範囲を誇り、多くのボールを収めています。一方で、肩の弱さなどにより、併殺打を取り切れない場面も少なくなく、遊撃には守備能力を重視する岡田監督の考えで、中野選手は2023年シーズンから二塁手にコンバートされました。
選出された際のインタビューで「本当に自分でいいのかなという気持ちもあるが、小さな頃からの夢でもあったので、日本のために自分ができることを頑張りたい」と話しています。
最後に
今回はWBC2023に選出された阪神タイガース 選手の湯浅京巳投手と中野拓夢選手についてまとめてきました。両選手ともチームが苦しい状況での出場が予想されており、チームを救う活躍が期待されています。勝負強さを発揮し、侍ジャパンの3大会ぶりの世界一に貢献してもらいたいですね!